よくあるご質問。
タコ と ウオノメ の違いってなんですか
言葉ではよく耳にしますが、タコとウオノメってよく分からないという方が多いですね。
タコは、皮ふの表面にできた硬くなった黄色い角質の固まり。黄色く盛り上がっている状態でカチカチですが案外押さえても痛みはありません。
例↓
タコ以外にも底マメと呼ばれることもありますね。
ウオノメ(魚の目)は、皮ふの中に小石の固まりのようなものが詰まっている状態のもの。芯がありコリコリして強く押すと痛みがあります。
例↓
医学用語では鶏目(けいがん)と呼ばれ、本当に《目》出来ているように見えますよね。
両方とも皮ふが部分的に極度の摩擦や圧迫を受けたときに体が防御反応を起こして角質化した状態です。
タコとウオノメの違いは簡単に言うと、表面にできているか、中にできているかの違いです。
ちなみに角質というとタコもウオノメもかかとのかさかさも全部角質というひとまとめです。
…という説明をすると、
ふ~ん
という感じになると思いますが、一般の方は特に違いを知らなくても良いと思います。
と、いうのもタコとウオノメの違いを知ったからといって、ケアの仕方が分らないのであれば、むやみに触らない方が良いからです。
特にウオノメは皮ふの中に固まりが埋まっている状態なので、皮ふを傷つけてしまう恐れがあるため、
知識も技術もなければケアするのは無謀です。
ウオノメのケアは非常に難しいので、もし早くに処理をされたい場合は専門家に任せましょう。
ただし!知っておいていただきたいのは、
タコもウオノメも、勝手にできているわけではない。
ということです。
というのも、タコもウオノメも、
体(足)の一部分にかかってはいけない、もしくは、かかりすぎた体重の負荷や、摩擦によって体が防御反応を起こして、皮ふの周りを堅くして神経や血管、関節を守ろうとしている現象なのです。
例えばのウオノメは、足裏のこゆびの下とおやゆびとひとさしゆびの間にウオノメが出来ています。
これは、
これ以上この部分にばっかり
体重をかけないで
という体のサインなのです。
靴の中に小石が入っていたら痛いし不快なのでその部分を踏まないように足を動かしますよね?
靴の中に入っているだけならばすぐに小石を捨てれば問題ないのですが、それが足裏にずっとくっついた状態だとすると、それを避けようと違う場所に体重を掛けようとします。
もちろんそれで平均的にバランスが取れれば良いのですが、ほとんどの場合が今度はまた違う箇所に局部的な圧迫が掛かってタコやウオノメになる…という悪循環になるのです。
タコやウオノメが出来るのは、
重心のかけ方のバランスが崩れている。
合っていない靴をはいているか、はき方が間違っているか。
足のゆびや足首、膝、股関節などの関節が屈伸しない、動かない、硬くなっている。
.などなど..何か原因があるからなのです。
スポーツや特殊な作業をする場合に起こることも多いですがほとんどの方が日常的な場面でトラブルの原因を作っていることが多く、
足の痛みや汚れはご自身で作ってしまっているということになります
なので、タコやウオノメは決して悪いものというものではなく、体なりに自身を懸命に守ろうとしている証で、体や足の不調を教えてくれているものなんですよ。
タコやウオノメが出来るとき、足や体にとっての環境は悪くなっていませんか?
正しいケアで体も足も大事にしましょうねo(〃^▽^〃)o
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