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爪みずむし

爪みずむしとは

中に白癬菌(はくせんきん)というカビが入り、爪が白くにごる、黄色や褐色に変色し厚みが出てもろくなる、内部が空洞化する、内出血を起こす、などなど症状はさまざまです。
しかし痛みやかゆみもなく、基本的に自覚症状はありません。

みずむしと言うとジュクジュクと皮がめくれたり、強いかゆみがあるというイメージがありますが、タイプによってはかゆみなどはなく皮膚や爪を乾燥させてしまうものもあります。

特に爪に菌が入り込んだ場合、ペティキュアなどによる乾燥や変色と思われる事や老化現象ととられる場合がほとんどです。
ですが、ネイルポリッシュやリムバーによる乾燥で爪がくずれるように乾燥することは考えにくいですし、老化現象の乾燥であれば、爪の表面に縦にスジが出る程度です。

白癬菌は足裏だけではなく体のどこにでも入り込む可能性がありますので、自己判断はせずに早いうちに対処することをおすすめします。

ケア方法

爪の中に白癬菌が入り込んでしまうと自然治癒することは難しいです。薬等を使用することで菌を消滅させなければいけません。
(皮膚科で処方を受けた内服薬が必要な場合もあります。)

厚みやでこぼこになった爪の表面を整えて、爪の溝や裏側にこびりついたゴミなどを除去することで健康な状態に近づけることは可能です。また衛生処理することで薬の浸透効果を高めます。

ホームケアアドバイス

お風呂でゆびの間まで隅ずみまで念入りに良く洗い、しっかりと水気をふきとって下さい。白癬菌はカビですので湿気を好みます。
薬は処方箋どおり使用して下さい。
毎日同じ靴をはかず、2,3足を日替わりではくようにしましょう。

さらにワンポイントアドバイス

同居家族にみずむしの方がいるとうつりやすいともいわれますが、不特定多数の方が素足で往来する場所(銭湯やサウナの脱衣所、プールサイド、スポーツジム、など)で菌がついてしまうことも考えられます。

実は白癬菌自体に感染力はあまり強くはありませんが、菌が付いた状態でそのまま靴下やパンストをはくなど高温多湿の状態が続くと皮膚に根付き感染してしまう恐れがあります。
靴下等はく前には汗や水分を良く拭き取って、自宅に帰ってから足を洗うなど清潔、乾燥を心がけましょう。

みずむしは再発など完治が難しいとされますが、適切なお手入れ方法と予防で嫌な症状をなくすことはできます。
また、昔からこの状態だからしかたがないと思っている方でも、正しいお手入れをすることで爪は新しく生え変わります。
一人で悩まずにプログレススタッフと一緒に解決していきましょう!

注意!

自覚症状もなく見た目に気にならなければ放置する場合がありますが、菌を保有している場合他の人にうつしてしまう可能性があります。
また、糖尿病や高血圧などの弊害で重大な疾患になる恐れもありますので、症状が出たら早めに対処しましょう。

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